トミー– Author –

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NW屋のひとりごと
LAG(リンクアグリゲーション)とは?ネットワークの安定と高速化を実現する技術
リンクアグリゲーション(LAG: Link Aggregation)は、複数の物理リンクをまとめて一本の論理リンクのように扱う技術です。 帯域幅を拡張しつつ冗長性も確保できるため、ネットワークの信頼性とパフォーマンスを同時に高めることができます。 例えば1Gbps... -
NW屋のひとりごと
メッセージサービス(RCS リッチ・コミュニケーション・サービス)とは?SMSとの違いや特徴をわかりやすく解説
スマホでのメッセージのやり取りといえば、これまでSMSが中心でしたが、今ではRCSという新しいメッセージサービスが注目されています。 この記事では、RCSとSMSの違い、どちらを使うべきか、どんなメリットやデメリットがあるのかを紹介します。 専門用語... -
NW屋のひとりごと
Li-Fiの仕組みとは?光を使った次世代通信技術をやさしく解説
いまやインターネットといえば「Wi-Fi」が生活に欠かせない存在ですよね。 でも、次の時代を切り拓く新しい通信技術として、光を使った「Li-Fi(ライファイ)」が静かに注目を集めています。 Li-FiはLEDライトを使って、驚くほど高速にデータをやり取りす... -
NW屋のひとりごと
タキオン(tachyon)粒子をインターネット回線に使えたら通信速度は一体どうなる?
現在、私たちが使っている通信回線の中で最も速いのは光回線です。 光ファイバーを通じて送られる光信号は、地球上で使われている中で最速の情報伝達手段です。 そもそも「光」は、現在の物理学において「超えることのできない速度」とされています。 音や... -
衛星回線
衛星バックホールと衛星直接通信の違いは?宇宙と地上をつなぐ二つのアプローチ
私たちは今、「どこにいてもつながる」世界の入り口に立っています。 宇宙を舞台にした二つの通信アプローチ、衛星バックホールと衛星直接通信(Direct-to-Device)こそが、そのカギを握る存在です。 それぞれ同じ衛星を利用する点は共通ですが、その役割... -
NW屋のひとりごと
大ゾーン基地局とは?災害時に人をつなぐ最後の通信の砦
携帯電話ネットワークの世界には、普段は静かに待機し、非常時にこそ真価を発揮する特別な基地局が存在します。 総務省の資料でも「大ゾーン方式基地局」と記されるこの仕組みは、通常の基地局がカバーしきれない広大な範囲を、一局だけで見守る力を備えて... -
NW屋のひとりごと
古の3CDaemonとは?ネットワークエンジニアを支えたレガシーツールの記憶
いまやクラウド管理が当たり前になり、ワンクリックで装置設定やログ収集ができる時代。 そんな現代の通信エンジニアにとって、「3CDaemon」という名前を耳にすることはほとんどないかもしれません。 しかし、ほんの十数年前まで、ネットワーク現場の片隅... -
NW屋のひとりごと
スマートポールが変える未来の街づくり|IoTとAIによる都市の進化
街灯がただ夜を照らすだけの存在だった時代は、もう過去のものになろうとしています。 そこに立つ一本のポールが、光だけでなく通信・安全・情報・エネルギーをも司り、都市そのものを「賢く」変えていく。 それが、スマートポールです。 無数のセンサーと... -
NW屋のひとりごと
リプレイスとマイグレって違う?ネットワーク機器変更のリアルな境界線
ネットワークエンジニアとして現場に立っていると、「リプレイス」と「マイグレーション」という言葉を耳にする機会は多いはずです。 どちらも「システムを新しくする」ことを指すように思えますが、実際には意味も進め方も異なります。 そして、その違い... -
NW屋のひとりごと
Massive MIMO(マッシブ MIMO)とは?5G時代を支える多アンテナ技術の進化
5Gを語るうえで欠かせないキーワードの一つが Massive MIMO(マッシブ・マイモ) です。 膨大なデータ通信と同時接続を支えるこの技術は、まさに次世代ネットワークの背骨。 従来のMIMOが数本の腕で器用にデータを扱う存在だとすれば、Massive MIMOは無数...
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NW屋のひとりごと
SFPとは?モジュールの種類とネットワーク機器での役割と基本を解説
ネットワーク機器の中で、小さくても大きな存在感を放つ部品があります。 それがSFP(Small Form-factor Pluggable)モジュールです。 固定ポートでは叶えられない柔軟性をもたらすこの部品は、日々のネットワーク運用において頼れる相棒です。 この記事で... -
NW屋のひとりごと
古の3CDaemonとは?ネットワークエンジニアを支えたレガシーツールの記憶
いまやクラウド管理が当たり前になり、ワンクリックで装置設定やログ収集ができる時代。 そんな現代の通信エンジニアにとって、「3CDaemon」という名前を耳にすることはほとんどないかもしれません。 しかし、ほんの十数年前まで、ネットワーク現場の片隅... -
NW屋のひとりごと
OTDRとは?光ファイバー計測の基本とその役割を解説
私たちの暮らしを支える光ネットワークは、まさに社会インフラの血管です。 その健全性を確認し、トラブルを未然に防ぐために欠かせない計測器がOTDR(Optical Time Domain Reflectometer:光時間領域反射計)です。 OTDRは単なる測定器ではありません。エ... -
NW屋のひとりごと
BBU・RRHとは?現在の基地局アーキテクチャを支える分離型構成の基礎
現代の無線基地局には、「BBU」と「RRH」という2つの欠かせないコンポーネントが存在します。 それは、見えないところで膨大な通信を支える心臓と手足のような存在です。 日常的に触れている技術者にとっては当たり前の用語かもしれませんが、あらためてそ... -
NW屋のひとりごと
DSS(Dynamic Spectrum Sharing)とは?5GとLTEの同時運用を可能にする技術
5Gの電波のエリアを広げるためには、まだ多くの現実的なハードルが存在します。 「今あるものを、どう活かすか」その問いに真っ向から挑むのが、DSS(Dynamic Spectrum Sharing)です。 LTEと5Gが、まるでひとつの道を譲り合うように、同じ周波数帯を分け... -
NW屋のひとりごと
Massive MIMO(マッシブ MIMO)とは?5G時代を支える多アンテナ技術の進化
5Gを語るうえで欠かせないキーワードの一つが Massive MIMO(マッシブ・マイモ) です。 膨大なデータ通信と同時接続を支えるこの技術は、まさに次世代ネットワークの背骨。 従来のMIMOが数本の腕で器用にデータを扱う存在だとすれば、Massive MIMOは無数... -
NW屋のひとりごと
CPRIとは?5G基地局を支えるBBUとRRHの静かな架け橋
携帯電話の基地局が日々大量の通信をさばけるのは、目に見えないところで動く精密な仕組みのおかげです。 その中で、基地局の「頭脳」であるBBU(Baseband Unit)と「手足」であるRRH(Remote Radio Head)を結ぶ静かな架け橋 それがCPRI(Common Public R... -
NW屋のひとりごと
無線エントランスとは何か?移動体ネットワークの構成要素としての重要性
かつて、誰かと話すことすら難しかった山奥や孤島にも、いまやスマートフォンの電波が届く時代となりました。 その裏側で静かに活躍しているのが、「無線エントランス」という技術です。 移動体通信において、基地局とコアネットワーク(通信事業者の中核... -
NW屋のひとりごと
基地局におけるセクターとは?3セクター方式が基本となっている理由も解説
携帯電話ネットワークにおいて、基地局は通信の心臓部です。 そのアンテナから放たれる電波が、人々の生活を結ぶ目に見えない糸となります。 そして、その基地局設計に欠かせない概念が「セクター」です。 本記事では、セクターとは何かを定義し、なぜ多く... -
NW屋のひとりごと
3G時代の屋台骨、今こそ語りたい古のT1回線の栄光と終焉
今回は移動体の3Gで使用されていたバックホール(基地局とコアネットワークを繋ぐ伝送路)のお話です。 現在、基地局バックホールの伝送能力は10Gbpsが主流となっていますが、3G時代のバックホールは最大でも約6Mbps程度でした。 今の感覚では信じられない...


















