選び方・比較

WiMAX以外のモバイルWi-Fiでおすすめは?4つのポイントを論理的に分析

WiMAX以外のモバイルWi-Fiでおすすめは?4つのポイントを論理的に分析

トミー
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今回は、WiMAX以外のモバイルWi-Fiを探している方向けに、どの回線を選ぶべきか主観ではなく論理的に考えてみました。

日本国内の主要な携帯電話事業者(MNO)は、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの4社です。

全国BWA事業者として、UQコミュニケーションズとWireless City Planning(WCP)が基地局を運用しています。

Y!mobileはソフトバンクのサービスブランドです。WiMAX(UQ)を選択肢から外す場合は、各サービスが利用する携帯電話網やWCP網、料金プランなどを比較する必要があります。

それでは分析結果を確認してみましょう。

トミー

この記事の著者:トミー(ネットワーク・移動体通信エンジニア)

これまでに3Gの周波数再編や4G LTEの立ち上げ、災害で使用できなくなったネットワークの復旧対応、東京オリンピック・パラリンピック競技会場、EXPO 2025 大阪・関西万博のネットワーク構築計画推進、BWAのエリア構築などを行い、北海道から沖縄まで日本全国のモバイル通信を陰で支えてきました。現在は5Gのエリア構築に深く携わっています。これまでに構築した回線数は累計10万件以上です。総務省認定:第一級陸上特殊無線技士(関東総合通信局 免許番号:ABXJ01740)一般財団法人 インターネット協会 賛助会員 » 著者プロフィール詳細

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結論!WiMAX以外のモバイルWi-FiではSoftBank回線がおすすめ

結論!WiMAX以外のモバイルWi-FiではSoftBank回線がおすすめ

最初に結論ですが、WiMAX以外で優位性が高いモバイル回線はソフトバンクです。

トミー
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ソフトバンクを選んだ理由は以下の4つです。

ここがポイント

  • 基地局が多いため繋がりやすい
  • 利用できる電波の周波数帯が多い
  • 一部サービスではWCPの2.5GHz帯網も利用可能
  • 多くの会社にサービスを卸していて選択肢が豊富

ソフトバンクは、基地局数で他社を上回るわけではありませんが、対応周波数やモバイルWi-Fi向けサービスの選択肢が広い点が特徴です。

SoftBankとY!mobileは、ソフトバンク株式会社が提供するサービスブランドで、共通の携帯電話網を利用しています。

また、一部サービスではWireless City Planning(WCP)が運用する2.5GHz帯のAXGP・BWA-NR網も利用されます。

そのため、ソフトバンク回線は、WiMAX以外のモバイルWi-Fiを選ぶ際の有力候補です。

また、モバイルWi-Fiではドコモ回線よりもソフトバンク回線を採用しているMVNOが圧倒的に多く、サービス提供会社や料金プランの選択肢が広いのも特徴です。

通信キャリアを見極めるための4つのポイント

通信キャリアを見極めるための4つのポイント

WiMAX以外では、ソフトバンク回線がおすすめという結論を出しましたが、以下4つのポイントを細かく見てみましょう。

4つのポイント

  1. 基地局数(サービス提供エリア)
  2. 利用可能な周波数(通信速度・電波の届きやすさ)
  3. ブランド・グループ内ネットワークの連携
  4. 利用料金

基地局数(サービス提供エリア)

トミー
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基地局数は繋がりやすさに直結します。

まずは各キャリアの基地局数を確認してみましょう。

掲載表では、4G基地局数はドコモ、5G基地局数はauが最多です。5G・4Gの掲載値を単純合計すると、ドコモ、au、SoftBankの順です。

各通信キャリアの基地局数
au docomo SoftBank Rakuten Mobile UQC WCP
5G
110,037 52,532 104,441 35,108 5,139 6※
4G 197,990 259,008 183,486 67,159 44,391 66,582※

※SoftBank/Y!mobileのサービスで利用される2.5GHz帯(AXGP・BWA-NR)の基地局数です。
基地局の免許人および総務省資料上の集計主体は、Wireless City Planning(WCP)です。

参考令和7年度 携帯電話及び全国BWAに係る 電波の利用状況調査の調査結果の概要について

トミー
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基地局数は、日々増減していますので参考程度にお考えください。

利用可能な周波数(通信速度・電波の届きやすさ)

利用できる周波数は免許制となっていて、総務省が各通信事業者に割り当てをしています。

各社が利用できる周波数帯は異なります。ソフトバンクの各ブランドではソフトバンクの携帯電話網を利用し、一部サービスではWCPの2.5GHz帯網も利用されます。

2.5GHz帯の全国BWA網を運用する免許人は、UQコミュニケーションズとWCPです。SoftBank/Y!mobileの一部サービスではWCP網が利用されます。

各事業者に割り当てられた周波数帯
au docomo SoftBank Rakuten Mobile UQC WCP
700MHz
●利用可 ●利用可 ●利用可 ●利用可 ー ー
800MHz ●利用可 ●利用可 ー ー ー ー
900MHz ー ー ●利用可 ー ー ー
1.5GHz ●利用可 ●利用可 ●利用可 ー ー ー
1.7GHz ●利用可 ●利用可 ●利用可 ●利用可 ー ー
2GHz ●利用可 ●利用可 ●利用可 ー ー ー
2.3GHz ●利用可 ー ー ー ー ー
2.5GHz ー ー ー ー ●利用可 ●利用可
※
3.4GHz ー ●利用可 ●利用可 ー ー ー
3.5GHz ●利用可 ●利用可 ●利用可 ー ー ー
3.7/4.5GHz ●利用可 ●利用可 ●利用可 ●利用可 ー ー
28GHz ●利用可 ●利用可 ●利用可 ●利用可 ー ー

※SoftBank/Y!mobileで利用される2.5GHz帯のAXGP・BWA-NRは、Wireless City Planning(WCP)が免許人となる周波数帯です。

トミー
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利用できる周波数が多いと、繋がりやすさや通信速度の面で有利です。

ブランド・グループ内ネットワークの連携

KDDIは「au」「UQ mobile」など、ソフトバンクは「SoftBank」「Y!mobile」「LINEMO」などの複数ブランドを展開しています。

ここでいうサービスブランドと、基地局免許を保有・運用する会社は区別して考える必要があります。Y!mobileはソフトバンク株式会社のサービスブランドであり、独立した免許人として別の基地局網を運用しているわけではありません。

トミー
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携帯電話網と全国BWA網は、対応する端末・サービスで相互に活用されています。

KDDIグループ

au(KDDIのサービスブランド)

UQ mobile(KDDIのサービスブランド)

UQコミュニケーションズ(全国BWA事業者)

ソフトバンク・関連事業者

SoftBank(メインブランド)

Y!mobile(サブブランド)

WCP(全国BWA事業者)

UQコミュニケーションズとWCPは、いずれも2.5GHz帯の全国BWA網を運用しています。WiMAX +5Gはauの携帯電話網とUQ網を利用し、SoftBank/Y!mobileの一部サービスはソフトバンクの携帯電話網とWCP網を利用します。

利用料金

一般的に利用料金は、MNOよりもMVNOの方が安価なことで知られています。

MVNOは、スマホでは格安SIMや格安スマホと呼ばれている事業者で、ドコモやソフトバンクなどのMNOから通信インフラを借りて事業を営んでいる企業のことを言います。

スマホなどの音声を含む移動体通信では、ドコモのシェア率が1位という調査結果が出ていますが、モバイルWi-Fiではドコモの回線をメインで使ったMVNOは多くありません。

一方でソフトバンクは、SIMの調達しやすさ、回線の借りやすさなども手伝い、モバイルWi-Fiに関しては、多くのMVNOがソフトバンクの回線を使用しています。

契約数における事業者別シェア
キャリア docomo au SoftBank Rakuten Mobile
シェア 38.9% 27.2% 25.1% 5.5%

通信市場・端末市場の動向について  より

一本の契約で複数キャリアの回線を使えるクラウドSIM

一本の契約で複数キャリアの回線を使えるクラウドSIM

クラウドSIMという技術を採用したモバイルWi-Fiもあります。

一本の契約でドコモ・ソフトバンク・auなどの複数キャリアの回線が使用可能で、その都度、自動選択して最適な回線を使用する仕組みのモバイルWi-Fiです。

通信の安定性にまだまだ課題はありますが、利用料金が比較的安価であることが特徴です。

クラウドSIMの通信イメージ

クラウドSIMの通信イメージ

トミー
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詳しくは以下のページで解説しています。
クラウドSIMの仕組みをプロが徹底解説!メリット・デメリットは?

続きを見る

WiMAX以外の選択肢!おすすめモバイルWi-Fi 5選

WiMAX以外の選択肢!おすすめモバイルWi-Fi 5選

トミー
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ソフトバンク回線を使用したモバイルWi-Fiを中心に、WiMAX以外のおすすめモバイルWi-Fiをご紹介します!
通信事業者 利用回線
SoftBank ソフトバンク・Y!mobile回線
Y!mobile Y!mobile・ソフトバンク回線
Mugen WiFi ソフトバンク・ドコモ・au・楽天(クラウドSIM)
Rakuten WiFi Pocket 楽天回線・au回線(一部エリア)

SoftBank

本家ソフトバンクのポケットWi-Fiは、端末をご自身で購入する必要がありますが、手厚いサポートや、豊富なオプションが魅力です。

対象のSoftBankスマートフォンを利用中の方は、データシェアプラン(月額1,078円)でスマートフォンのデータ容量を共有できます。

5G対応端末の取り扱いもあります。

利用回線 ソフトバンク・Y!mobile
月額料金 データ通信専用50GBプラン
5,830円/月
最大通信速度 下り最大:3.0Gbps(5G)
上り最大:298Mbps(5G)
(端末により異なる)
同時最大接続数 30台(端末により異なる)

Y!mobile

Y!mobileはソフトバンク株式会社のサービスブランドです。対応するPocket WiFiでは、ソフトバンクの携帯電話網に加え、WCPが運用する2.5GHz帯網も利用できます。

利用できる周波数や対応エリアは端末・料金プランによって異なるため、利用予定地域のサービス提供エリアを確認しましょう。

端末は有料のため、ご自身で購入する必要があります。

Y!mobile・ソフトバンク
月額料金 4,065.6円(税込)
最大通信速度 下り最大:2.7Gbps
上り最大:136Mbps
(Pocket WiFi 5G A501ZT)
同時最大接続数 64台(Pocket WiFi 5G A501ZT)

Mugen WiFi

Mugen WiFi

Mugen WiFiは、携帯4社の電波を環境に合わせて自動選択する、クラウドSIMテクノロジーを採用したモバイルWi-Fiです。(ソフトバンクの回線をメインで使用)

30日間の返金保証制度があるため、実際に使ってみて気に入らなければキャンセル可能です。

利用回線 ソフトバンク回線メイン・ドコモ・au・楽天(クラウドSIM)
月額料金 3,190円〜4,750円(税込)
最大通信速度 下り:2.05Gbps
上り:400Mbps
(端末により異なる)
同時最大接続数 10台(端末により異なる)

Rakuten WiFi Pocket

トミー
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ソフトバンク回線ではありませんが、コストパフォーマンスの面でおすすめしたいのが楽天のモバイルWi-Fiです。

楽天モバイルのモバイルWi-Fiは、使った分のデータ量に応じて利用料金が変化するため、たまにしか使わないという方にもおすすめです。

サービス提供エリアは現在拡大中のため、「通信品質にはこだわらないのでとにかく安く済ませたい」という人は検討の価値有りです。

利用回線 Rakuten・au(一部)
通信規格 5G・4G LTE
最大通信速度 下り:2.1Gbps
上り:218Mbps
※ 公平なサービスのため、速度制限の場合あり
データ容量 無制限
料金 1,078円〜3,278円
端末 購入が必要(一括・分割)
契約期間
縛りなし

まとめ

まとめ

トミー
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今回はWiMAX以外のモバイルWi-Fiでは、どこの回線が優れているのかを分析してみました。

まとめ

  • WiMAX以外では、サービス・料金プランの選択肢が多いソフトバンク回線が有力候補
  • 4G基地局数はドコモ、5G基地局数はauが最多
  • SoftBank/Y!mobileの一部サービスでは、WCPの2.5GHz帯網も利用
  • ソフトバンク回線を利用するモバイルWi-Fiサービスが多く、料金プランの選択肢が豊富

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  • この記事を書いた人

トミー

販売代理店での固定系回線販売や、プロバイダーでのテクニカルサポート業務を経て技術畑に転身。 現在はモバイルネットワークに関わる業務に約18年従事し、無線通信や通信基地局向けの光回線、IPネットワーク等の技術と日々向き合っています。 これまでに累計10万回線を超えるネットワーク構築を手掛けてきました。 このサイトでは、快適な通信環境を整えるための情報を、簡潔に噛み砕いて分かりやすく伝える事を心がけています。 総務省認定:第一級陸上特殊無線技士(関東総合通信局 免許番号:ABXJ01740)一般財団法人インターネット協会 賛助会員 » プロフィール詳細

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